作業療法士の仕事と役割

先にも述べた通り、リハビリテーションは身体機能のみが対象になるわけではなく、最終目標が健康的な普通の日常生活へと戻ることにあるため、人間が行う基本的な運動以外にも心のケアを行う必要があります。作業療法士の役割は理学療法士のように運動のみに特化しているわけではなく、「心身のケア」を行うことにあります。精神を病んでしまい、普通の生活が送れなくなってしまった患者さんに対して、リハビリを通して精神のケアを行うのと同時に、日常生活に必要となる少し複雑な運動についてもできるようにケアを行っていくのが作業療法士の仕事です。

具体的には、精神面のケアならば軽い運動やレクリエーションを行って心のケアを行ったり、運動面のケアならば患者さんが苦手としている複雑な運動のケアを作業を通して行ったりなど、理学療法士とは異なって専門性が若干狭くなります。専門性が低くなる分、心と身体という範囲が広くなるので、こちらも専門職として必要とされています。

作業療法士の仕事に従事するためには、こちらも同じく作業療法士の国家資格を取得する必要がありますが、理学療法士よりも間口はやや広く、作業療法士の方が比較的に従事しやすいといえます。